吃音改善方法研究

このページでは、今のところ、私が最も効果があるのではと思う、吃音どもりの改善方法を研究・探求し、紹介するページです。随時、追記と更新をして参ります。

聴覚療法+アレクサンダーテクニーク(又は脱力法)の組み合わせ

前提として(主な原因を探ること)

まず、何故自分はドモっているのか。自分自身を観察してみて、次のような症状がある場合は、この方法(聴覚療法と、アレクサンダーテクニーク又は脱力法)で訓練して改善できるのではないかと考えています。

・ドモっている時、息が止まっている。突っ掛かっている。横隔膜が固まっていて動かないと感じている。

・舌、喉に無駄な力が掛かっている。舌が上顎から離れない。

私の場合は、ドモる時、以上のような症状を感じることが多いです。この症状が出ている時、自分でその症状を緩和させれば、発声できます。

対策

上記のような症状がある場合、次のような対策を試みてみてはいかがでしょうか。

ポイントは、普段無意識に過ごしている日々が、いかに自分に無駄に不自然に力が入ってしまっているか、この無駄な力を抜いて、自分の声を聴きながら話すことです。

・力を抜く事(リラックスするとは違い、「諦める」「脱力する」方を意識する。意識的に「頑張らない」こと。よって、深呼吸とも違います。溜息をついて、あの~、あ~あ。みたいな感じから話を始める感じ。頑張らなくて良いのです。頑張って話そうとするから無駄な力が入ってしまうのです。

・力を抜いた状態で、自分の声を「ゆっくり」意識的に聴きながら話すのです(聴覚療法の方法)。

・喉で声を出すのではなく、息を通しながら、お腹で話すイメージで話す(発声する)。

※発話・発声の際に、息が止まっていると感じた場合、一旦、息を吸って、発音の前に先に息だけ「はぁ~」っと出しながら、続けて自分の声を意識的に聴きながら話すようにしても良いと思います。

吃音者は、話す前に「ドモる」ことが自分で分かります。「あっ、これはドモるなぁ。」と感じたら、上記の対策を試してみてください。私はこれで、だいぶ発話・発声が楽になります。

自分の声を「ゆっくり」意識的に聴きながら話す練習(訓練)

具体的に、この方法を練習するには、DAF(Delayed Auditory Feed-back=遅延聴覚フィードバック)の装置があると練習しやすいですが、そういった補助機械がない場合は、「自分の声を良く聴く」ことを意識するだけで、十分訓練できます。

このトレーニングを個別にご希望の場合は、一度、こちらからお問合せください。

色々、吃音改善のスクール、情報商材などがありますが、まとめとして言うと「無駄な力を抜くために頑張らない+自分の声をゆっくり意識的に聴きながら話す」だけで、かなり改善すると私は思います。