子どもの発達には専門的な知識と経験が必要ですので、医師や言語聴覚士といった資格者からのカウンセリングを受けた方が安全かと思いますが、それら医師や言語聴覚士の皆様は自分自身が吃音者であった経験を必ずしもお持ちではないと思います。
ここでは、実際に吃音者としての経験から思うことを記載したいと思います。私は医師でも言語聴覚士でもないので、あくまでご参考までにお願いできればと思います。
吃音のある子どもへの接し方
ドモる話し方を「怒らない」こと、責めないこと。
他の子どもと、違う話し方(ドモる話し方)をしているからといって、子どもを怒ってはなりません。威圧的な態度を示してもいけません。子どもがドモっているなと感じましたら、子どもが話せるまで「ゆっくり」待ってあげてください。
また、子どもは、脳の発達進行がまだ未熟であったり、不安定な状態だと言われています。脳の発達が未熟であるが故の吃音かもしれません。脳の発達、成長とともに自然に直るかもしれません。無理に矯正するより、見守ることが有効な場合もあるのではないでしょうか。
対策(子どもの吃音改善対策)
絵本をゆっくり「一緒になって」声を出して読んであげる、一緒に歌を歌う。
根拠はないのですが、子供に発声の自信を持たせられるのではないでしょうか。
「大丈夫だよ」「うん」と肯定する。
子どもがドモって、言いたいことを言えない場面に出会った時、「大丈夫だよ。」と、「うん、うん」と肯定の相槌を打ちながら待ってあげるだけで、良い対策であるとも思います。次第に、子どもは安心して話す力をつけていくと思います。
面白いことを一緒にやる
吃音者は、怒ったりする時、笑う時、歌を歌う時はドモりません。
面白いこと、ギャグでも良いと思います。「ははは!」と笑える事を一緒にやると、無駄な力が取れて自然になるかもしれません。